個人旅行をする人にとっては、移動手段を把握しておくことはマストですよね。
シンガポールの交通はとっても整備されているので、使い方さえ知っていれば、旅行者でも簡単に乗りこなすことができますよ!
この記事ではシンガポールでのおすすめ移動方法やチケットの買い方使い方について解説しています。特に子供連れの場合は日本とルールが違うので必ずチェックしてくださいね♪
このページの目次(もくじ)
シンガポールの交通・基本情報
シンガポールの公共交通機関は、基本的に「MRT(電車)」と「市バス」が基本です。
あとは、郊外にLRTという小さな電車が走っていますが、これは観光ではまず乗ることはありません。
そして、街中をたくさん走っているのが、「タクシー」「Grab」
これも市民の生活に欠かせない乗り物。シンガポール人も日常から気軽にタクシーを利用しています。
シンガポール電車とバスの切符の種類
公共交通機関の支払いは、基本はMRTが切符、市バスが現金。それに加えてMRT・市バス共通のプリペイドカードがあります。
旅行の際は、「スタンダード・チケット」「EZリンク・カード」「シンガポール・ツーリスト・パス」の3つの選択肢があるので、自分に合ったものを選びましょう。
シンガポール公共交通機関のスタンダード・チケット
乗車するごとに支払う電車の基本の切符。ただし、日本とは違って1回使い切りではなく、6回まで繰り返し使うことができるカードタイプです。
スタンダード・チケットの購入・チャージ
初回にチケットを購入。2回目以降は券売機のカードリーダーで目的地までの運賃をチャージする形で使用します。
1回目のチケット購入時に¢10のデポジット+運賃を支払い、3回目の乗車時に運賃から¢10引かれるという形で返金されます。さらに6回目まで使うと¢10のディスカウントあります。
有効期限は30日です。
初回のチケット購入方法
- 自動券売機のスクリーン上、「Buy Standerd Ticket」から「Map(路線図)」「Station Name(駅名)」のどちらかを押す
- 目的地の駅を選ぶ
- 「Single Trip(片道)」「Return Trip(往復)」のどちらかを押す
- 表示の金額(運賃+¢10)を入れるとチケットが出てくる
2回目以降のチャージ方法
- 自動券売機のスクリーン上、「Place Card or Standard Ticket on Reader(カードまたはスタンダードチケットをリーダーに置く)」を選び、カードリーダーにチケットを置く
- 行き先を選び、表示の金額を投入するとチャージされる
EZ(イージー)リンク・カード
電車・バス共通のプリペイドカード。
有効期限は5年。カードが不要になれば、チケットオフィスで残額の払い戻しが可能です。その際は、カードは返却されます。
大変使い勝手がよいのですが、交通機関は1、2回使うだけという旅行者は、わざわざ購入するのはもったいないかもしれません。
電車・市バス以外にも一部のタクシーやショッピングなどで利用できるところも増えてきているようです。ただし、手数料をとられる場合もあります。
以下に挙げるメリット・デメリットを考慮して、購入を検討されるといいと思います。
メリット
- 切符を買う手間が省けてスムーズに乗車できる
- 乗車ごとに支払うよりも運賃が割安
- 30分以内の乗り継ぎ(MRT/市バス共通で)は1回の乗車と見なされ、初乗り料金が始めの乗車時のみになる
デメリット
- カード代が5ドルかかる
- チャージが10ドル単位
EZリンク・カードの購入・チャージ
駅構内のチケットオフィスやセブンイレブンで購入可能。価格は12ドルで5ドルがカード代、残りの7ドルが使用できます。
チャージ方法
- 自動券売機のカードリーダーにEZリンク・カードを置く
- スクリーン上の「Add Value」を押す
- 金額を選ぶ
- 支払方法を選ぶ。現金は「Cash」、クレジットカードは使えるところと使えないところあり
- 現金を投入、クレジットの場合はクレジットのカードリーダーに差す
以上の作業でチャージが完了です。シンガポールではチャージとは言わず「Top Up」といいます。トップアップはコンビニでもできますが、手数料を取られます。
シンガポール・ツーリスト・パス
旅行者向け電車と市バスの乗り放題カード。観光施設の割引などの特典もあります。
種類は以下の3種類。購入の際はデポジットとして+10ドルを支払います。デポジットは購入日から5日以内に払い戻し可能。
1日パス | 10ドル |
2日パス | 16ドル |
3日パス | 20ドル |
有効期限が過ぎたカードは、EZリンクカードとして使用できます。
シンガポール・ツーリスト・パスの購入
主要駅構内のチケットオフィスやチャンギ空港の自動STPキオスクで購入します。
購入可能な場所の最新情報はHPで確認してください。
シンガポールの公共交通機関子供料金について
シンガポールの電車・市バスでは、7歳未満の子どもは無料で乗車することができます。
ただし、7歳未満であれば誰でも無条件に無料で乗れるわけではなく、ちょっとややこしい仕組みがあるのでご注意ください。
身長90cm以下の場合
そのまま無料で乗車できます。
7歳未満で身長90cm以上の場合
チャイルド・コンセッション・カード(Child Concession Card)を持っていれば、無料で乗ることができます。
チャイルドコンセッションカードの詳し説明を見る👉「外部ページに飛びます(英語)」
チャイルド・コンセッション・カードの申請
TranstLinkチケットオフィスに行くと、カードを発行してもらえます。その際、確認のために子どものパスポートを持参してください。
チャイルド・コンセッション・カードの発行は無料ですが、紛失して再発行になると13ドルの手数料がかかります。
有効期限は7歳になる年の4月30日まで。それ以降は、大人と同じ扱いです。
シンガポール公共交通機関まとめ
公共交通機関の切符は「スタンダード・チケット」「EZリンク・カード」「シンガポール・ツーリスト・パス」の中から旅のスタイルに合ったものを選びましょう。
また、7歳未満のお子さん連れの方が知っておきたいのが、チャイルド・コンセッション・カード。電車やバスにたくさん乗るなら、ぜひ作っておくといいですね!
実際のところ、在住者はMRT・市バスに共通のプリペイドカードを持っている人がほとんど。カードをかざして乗り降りするのが主流です。
シンガポールのMRT・市バスに乗ったら、旅行がより楽しくなると思います!
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