シンガポールは清潔、安全で治安もよく日本と同じように過ごせるので旅行者からも大変人気があります。
しかし、シンガポールらしさというと何なのでしょうか。メインのシティタウンがどんどん発展していく中、少し郊外のカトンにはまだ外国らしさが多く残っています。
プラナカンを求めてカトンへ行ってきました。
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詳しくまとめました
このページの目次(もくじ)
プラナカン文化とカトンエリア
シンガポールには「プラナカン」と呼ばれる人たちがいます。
マレー語で「この土地で生まれた子」という意味を持つプラナカンは、15世紀ごろより外国からマレー半島にビジネスのためにやって来て、住み着いた人々の子孫。
様々なルーツのプラナカンが存在しますが、主に中国系の人々を指すことが多く、中国やマレー、そして西洋の文化も取り入れながら独自の華麗な文化を作り上げました。
中国系の国民が多いシンガポールですが、後の時代に中国から労働者として大量に入ってきた人たちとプラナカンは区別されます。
開発によってずいぶん変わり、一見、ちょっと寂れた郊外ですが、今でも街を歩けばプラナカン文化の名残を見つけることができます。
プラナカン文化に触れるカトンおすすめ観光スポット
カトンエリアにあるプラナカン関連のスポットをご紹介します。
ジョー・チャット・ロードあたりを中心に、歩いて周ることができます。
クーン・セン・ロードのプラナカン建築

ガイドブックにも度々登場する有名なプラナカン建築。
ジョーチャットロードのスーパー「ジャイアントエクスプレス」のある角を曲がるとすぐに見えます。
装飾や色彩が美しいプラナカン様式の家々は、1900~1940年頃に建てられたそうです。

この住宅の写真を見て、期待する人も多いのでは?
パステルカラーが本当に可愛いですよね!
というのも、住宅は数軒並んでいるだけ。しかも人が住んでいたり、売りに出されていたりする建物なので、外から眺めさせてもらうだけ・・・。
でも写真に撮って後で見ると、やっぱり可愛いです。

とてもフォトジェニックで多くの女性旅行者がモデルのようにポーズをとって撮影していました!被写体があってもなくてもついついカメラを構えたくなるようなパステルカラー。
とくに青空だったら完璧!絶好の撮影スポットということは間違いなしです。
カトン・アンティークハウス Katong Antique House

築およそ100年のプラナカン住宅を改築したギャラリー&ショップ。
予約なしで入れるのは1階だけで、古い衣装や調度品などが並ぶアンティークショップのような雰囲気です。
古いもの好きな方にはたまらないお店!店内はごちゃっとしていながらも雰囲気満点でタイムスリップしたかのよう。
住所 | 208 E Coast Rd, Singapore 428907 |
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営業時間 | 11:00-16:30 |
定休日 | 月曜日 |
ルマ・ビビ Rumah Bebe

鮮やかなブルーの外観が印象的なショップ。
オーナーのビビさんは、ビーズ刺しゅうの講習も行っています。

店内に並ぶプラナカンの華やかなビーズサンダルや衣装に目を奪われるはず。
欲しいものがたくさんあって困ってしまいます・・・!!
住所 | 113 E Coast Rd, Singapore 428803 |
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営業時間 | 9:30-18:30 |
料金 | 月曜日 |
HP | https://www.rumahbebe.com/ |
キム・チュー・クエ・チャン Kim Choo Kueh Chang

ルマ・ビビのお隣にあるニョニャクエ(プラナカンのお菓子)やちまきのお店。
お土産にぴったりの雑貨を取り扱うショップも併設しています。

見た目が結構華やかなので、挑戦するのが怖いという人もいますが和菓子のような優しい味わいが多くココナツ風味で私は大好きです。
キム・チュー・クエ・チャンでもビーズ刺しゅうを習うことができますよ!
住所 | 111 E Coast Rd, シンガポール 428801 |
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営業時間 | 10:00-22:00 |
定休日 | なし |
HP | https://ja-jp.facebook.com/kimchookuehchang/ |
カトンでおすすめの人気レストラン&カフェ
ヘブンリーワン Heavenly Wang

私が朝ごはんをいただいたのがこちらのお店、レッドハウスの「ヘブンリーワン」

もともとパン屋さんがあった場所が廃墟化していたところ、ヘブンリーワンが入って復活させたのだとか。
ロールケーキが有名で、ローカルもたくさん休憩していました。コピ(珈琲)やカヤトーストを食べて元気いっぱいで観光するのにぴったりです。
住所 | 63 E Coast Rd, シンガポール 428776 |
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営業時間 | 7:30-21:30 |
料金 | 5~10ドル(クレジットカード不可) |
定休日 | なし |
HP | http://www.wangcafe.com/HeavenlyWang |
チリ・パディ Chilli Padi Nonya Restaurant

オープン以来数々の賞を受賞してきたプラナカン料理の有名店。
中国とマレーの要素を取り入れた独特な料理を味わってみませんか?プラナカン料理はとても手間がかかる味わい深い料理です。
オリジナルのキャベッジロールの他、アヤムブアクルア(ブアクルアという実が入ったチキンの煮込み)が人気メニューです。
チリ・パディのある通りには、他にもプラナカンレストランが並んでいます。
シンガポールに来たら一度はレストランでプラナカン料理を堪能いただきたいと思います!
住所 | 11 Joo Chiat Pl, #01-03 |
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営業時間 | 11:30-14:30、17:30-22:00 |
料金 | 20~40ドル |
定休日 | なし |
HP | https://chillipadi.com.sg |
328カトンラクサ 328 Katong Laksa

カトンのイーストコーストロードには多くのラクサレストランがあります。
中でも人気なのが328カトンラクサ!地元のシンガポーリアンからも有名で店内には有名人?の写真がビッシリ飾られていました。

私はラクサが大好きなので、本当に美味しくてまた食べたいです。同じくカトンにあるマリンパレードラクサとの食べ比べをしないといけませんね。
ニョニャの電灯に従ってお箸ではなく、レンゲを使って食べるという変わったポイントもあるので是非楽しんできてください!
住所 | 51 E Coast Rd |
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営業時間 | 10:00-22:00 |
料金 | 5~10ドル( |
定休日 | なし |
HP | トリップアドバイザー |
時間があったら足を運びたいカトン有名スポット
その他にもカトンにはいくつか見どころがあります。気になるカフェも多かったので再訪したいなぁ。
スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院

イーストコートロードから328カトンラクサを曲がり、セイロンロードに入るとすぐに見えてくるのがスリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院。
写真で見たらすぐわかるように極彩色のヒンドゥー教のお寺で華やかなので目を惹きますね。
1875年に創建され、ヒンドゥー教で人気のガネーシャ(象の神様)が祀られています。
戦時中に破損するも1948年に修復を行い、2003年の改築で今の姿になりました。

境内の壁にはこの寺院の歴史が色鮮やかな浮き彫りで描かれています。
その他のヒンドゥー教寺院と同じく靴は脱いで入りましょう。宗教寺院なので服装も露出を控えめに!
112カトン(112 Katong)

イーストコートロードとジョーチャットロードの交差点になる112カトンは地元密着型のショッピングセンター。
それほど規模は大きくありませんが140店舗入っているのでちょっとお買い物したい人にはピッタリです。
店内にはインスタ映えを意識してか、フォトスポットが点在しており無料で子供の記念撮影ができてお得です(笑)
カトン行き方・アクセス方法
中心地からは離れた場所にあるので、タクシーや公共交通機関での移動が必要です。
私のおすすめはGrabかタクシー。離れている割に料金は安いので時短しましょう!
タクシー
もっとも早くて確実。グループ旅行や限られた時間を有効に使いたい方におすすめ。
中心部からだと、20分程度で行くことができます。
フォトジェニックな場所として有名なクーン・セン・ロードのプラナカン建築は少し離れているのでタクシーで降ろしてもらうのがおすすめです。
MRT
最寄り駅はパヤレバ駅(東西線・サークル線)かユーノス駅(東西線)
ただし、かなり距離があってプラナカン建築までは徒歩で20分くらいかかります。暑いと、ちょっとしんどいかも。
市バス
市バスを利用すれば、目的地の近くまで行くことが可能です。
クーン・センロードのプラナカン建築の近くに行くバスは33番。
チャイナタウンやブギスも通る路線なので、中心部からバスに乗ってもいいですが、その場合、かなり時間がかかります。
サークル線のダコタ駅は大きい駅ではないので乗り継ぎが分かりやすいと思います。出てすぐのバス停から、33番バスに乗ればクーン・セン・ロードのそばに、10番・32番に乗ればイーストコーストロード沿いにあるのショップの近くに行けます。
ちなみに、ダコタ駅で下車したら、近くの「オールドエアポートロード・フードセンター」に寄ってもいいですね。美味しいものが多いことで有名なホーカーですよ!
カトンの観光情報

おすすめ観光の周り方
観光地というよりは住宅街のイメージが強いカトンエリア。
散策は基本的に徒歩でまわればOKですが、他のシンガポール内の観光地と比べると、見所が点在しています。
おすすめはレンタサイクル。
カトンから近いイーストコーストパークには、レンタサイクルがありますよ。
暑いので無理をせずカフェやホーカーなどで休憩もお忘れずに♪

日本でも人気急上昇のラクサはカトンの名物。
散策の際に、ぜひ味わってみましょう♪

ガイドブック
ガイドブックはスマホやタブレットで読める電子書籍でも問題ありませんが、現地では情報の探しやすさ重視で、紙のガイドブックを1冊持っておくことをおすすめします。
シンガポール関連の書籍を10冊以上読んで厳選した中で、わたしたちがおすすめするガイドブックはarucoとハルカナ。
さらに詳しい情報が知りたいときは地球の歩き方がいいと思います。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやはり地球の歩き方。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため、旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
とはいえシンガポールは小さな国で、日々進化し続ける観光国。
そこまでしっかり読み込むのは面倒だという時には持ち運びしやすいarucoや後発で発売されたハルカナがぴったりですよ!

チケットサイトを活用する
シンガポールをお得に楽しむならチケットサイトの活用がとってもおすすめ!
シンガポールの娯楽施設やツアーに関しては
公式または日本語に対応している下記の3つの代理店で買うのがかなり一般化しています。
- 楽天トラベル観光体験(日本)
- KKday(台湾)
- Klook(香港)
いくつかを組み合わせて使うもよし、どれか好きな会社をひとつ選んで他のチケットを手に入れるもよしこの記事を参考に検討してみてください。
わたしは日本語で購入できる、割引やポイントが貯まる、いちいちIDを作るのが面倒という理由で公式を利用することはほとんどありません。
シンガポールに限っていうと公式が一番安いということもあまりないので気にしなくて大丈夫だと思います。
KKdayの場合は当ブログ限定のクーポンコード「OHAYO6678」でさらに割引もきくのでぜひご利用ください。
- 初回購入限定2000円以上購入で550円割引
- 有効期限:~ 2023年7月31日まで
観光の注意点
海外旅行は治安が一番心配になると思いますが、シンガポールに限って言うとほとんど日本と遜色ありません。
飲酒に関しては日本よりルールが厳しいため酔っぱらないを見かけることも少ないです。
とはいえ何が起こるのかわかならいのが海外旅行!
食事があわずお腹を壊してしまったり、室内のエアコンが効きすぎて風邪をひいてしまうこともよくあります。
どこの会社のどんなプランでも構いませんので、出国前にあらかじめ携行品保証と医療保障が入っている保険に入っておきましょう。
わたしは、毎回入るのが手間なのと結構お金がかかってしまうという理由から、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)


さいごに
プラナカン文化は、人々が代々誇りを持って受け継いできた暮らしの文化です。
そこにお邪魔して、拝見させてもらうのがカトンエリアの観光かなと思います。
プラナカンの人たちの歴史に思いを馳せながら、散策してみませんか?