子連れでシンガポールに訪れる方の中には、子どもと一緒に名物のホーカーで食事をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら屋台ということで多少不安に感じているかもしれません!
そんな方に向けて、子連れでホーカーへ行く際のアドバイスと子どもが好きなメニューをご紹介します。
このページの目次(もくじ)
シンガポールのホーカー(屋台)は子供でも大丈夫

実際のところ、「屋台なんて汚くて受け付けない」という意見も少なからず見受けられます。
感じ方は人それぞれなので、屋台の雰囲気が好きでなければ、無理する必要はありません。
ホーカーに行かなくても、シンガポールには美味しいレストランがたくさんあります。
でも、「自分はホーカーが好きだけど子連れでは・・・」と迷っているのであれば、それほど心配しなくてもいいかなと思います。
衛生面
小学生の我が子の話になりますが、シンガポールのホーカーで具合が悪くなったことは一度もありません。
氷入りの飲み物も平気で飲んでいます。
他の国を旅行するとよくお腹を壊すので、特別に胃腸が丈夫な子どもというわけでもないと思いますが・・・
これって、シンガポールのホーカーは他の国と比較すると衛生的ってことですよね!
シンガポール政府は食の安全を厳しく取り締まっていて、その一環として、飲食店には衛生管理の格付けシステムがあります。
定期的な見回りで調理場や食べ物の取り扱い方法をチェックして、国がしっかり管理。
衛生状態が悪いと罰金が科せられたり、最悪の場合は営業停止になることも。
各店舗の目立つところにA、B、Cのマークが貼ってあるのが、その格付け。
良いほうからA→B→Cの順になるので、気になる方はAやBを選ぶようにするといいかもしれませんね。
治安
シンガポールは本当に治安のよい国と言えます。
ですから、ホーカーで子どもに「好きなものを買っておいで」と自分で買いに行かせることもできるので、きっと良い経験になるでしょう。
とは言え、用心するに越したことはないので、遠くからでも見守ってあげてくださいね。
シンガポールで子どもの料理を頼むときの注意点
子どもの舌は慣れない味にとても敏感です。
特に、東南アジアの場合、子どもが食べられない辛さの料理が多いですよね。
とっても美味しいのですが、ラクサやバクテーは子どもに食べさせないほうが無難。スープ自体が辛いのでちょっと無理かも。
基本的にシンガポールの人は辛い物が好きですが、料理自体は辛くなくてチリソース添えるもの多いので、そういった料理は子どもでもOK。
大抵の場合は、お店の人から聞いてくれます。
「No spicy」「No chilli」は、子連れでシンガポール旅行をする際の重要フレーズです。
その他、
- マトン、ダックなどくさみがあるもの
- スパイスやハーブが効いているもの
なども子どもは苦手なことが多いので気を付けてください。
料理が不味いと感じてしまったら、旅の楽しさも半減。
せっかくなら子どもにも「シンガポール料理は美味しい」という経験をさせてあげたいですね。
シンガポールで子連れにおすすめホーカー料理10選
それでは、具体的に子どもでも美味しく食べられるメニューをご紹介します
店ごとの味があるので、必ずしもそうでない場合もありますが、一般的に食べやすく、我が子もお気に入りの料理を選びました。
チキンライス Chicken Rice

シンガポールを代表するローカル飯。大人も子供も大好きな味!
チリソースなしでもしっかり味が付いているので美味しくいただけます。
フライドホッケンミー Fried Hokkien Mee

photo by Charles Haynes
フライドホッケンミーもチリソースをつけなければ、子どもが大好きな味!
焼きそばは世界中どこで食べても美味しいですよね♪
プロウンヌードル Praen Noodles

photo by Alpha
「スープ(汁あり)」と「ドライ(汁なし)」の食べ方がありますが、「ドライ」は辛いので、「スープ」のほうが子ども向け。
ちなみに、プロウンヌードルはウチの子の大好物。
フィッシュボールヌードル Fish Ball Noodles

ProjectManhattan Wikimedia Commons
フィッシュボールはシンガポールでポピュラーな丸いかまぼこ。
これも「スープ」と「ドライ」の食べ方があり、「スープ」のほうがあっさりしていて子どもは食べやすいと思います。
キャロットケーキ Carrot cake

Ruth Ellison from CanberraWikimedia Commons
シンガポールのキャロットケーキは、焼き菓子ではなく大根餅と卵の炒め物。
白タイプと黒タイプのどちらでも大丈夫ですが、あえて言うなら白のほうが食べやすいかな。
ヨントーフー Yong Tau Foo

Misaochan2 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
野菜や練り物など、いろいろある具材の中から好みのものをトングで取り、お店の人に渡したら、さっと茹でてスープを加えてくれます。麺も入れることも♪
好きなものを選べるので、子どもも嬉しいですね。
中華粥 Porridge/Congee

ProjectManhattan Wikimedia Commons
お粥のことは、英語で「ポリッジ」と言いますが、シンガポールでは「コンギー」とも呼びます。日本の味気のないお粥と違って中華出汁のきいたお粥は最高!
やさしい味で、子どもはもちろん、胃腸が疲れた大人にもおすすめ。卵が気になる方は、入れないように頼むこともできます。
ホーファン Hor Fun(河粉)

photo by Alpha
ホーファンは米粉が原料の幅広麺のこと。
肉や魚、野菜などが入ったトロトロのあんを絡めて提供されます。
バンミェン Ban Mien(板麺)

ProjectManhattan Wikimedia Commons
バンミェンは小麦粉からできた平麺のこと。スープはいりこが入った優しい味。
うどんに似ていて日本人の口にも合います。旅行中胃が疲れてきたときにもおすすめです。
チャークエティヤオ Char Kway Teow(炒粿條)

Elizetang Wikimedia Commons
米粉からできた平麺がクエティヤオ。エビやニラ、モヤシなどと一緒にしょうゆ味で炒めます。
「No chilli」だったら、子どもでも美味しく食べられますよ。
シンガポールホーカーで子供におすすめの料理まとめ
子どもが好きなホーカーメニューをまとめてみました!
この他、肉まん、カヤトーストなど点心や軽食系にも子どもが好きなメニューが多いのがシンガポール。
旅行の楽しみは「食事」という方も多いと思います。
少なくともシンガポールでは子供の食事をあまり心配しなくても大丈夫なので、そういった点でも家族にとてもおすすめの旅先といえるでしょう。
子どもだけでなく、辛い物が苦手な大人にもピッタリ!メニュー選びの参考になれば嬉しいです。